〒536-0007 大阪市城東区成育1-2-30
06-6167-8102

ブログ

blog

食物アレルギー(その7):食物アレルゲン同士の交差反応性

こんにちは。京阪本線野江駅、JRおおさか東線野江駅より徒歩3分 のえ皮フ科クリニックです。

この表では食物アレルギーの交差反応性を示しています。一部の食物アレルギーは他の食材と交差反応を示すことが知られています。よって、アレルギー検査で陽性の所見を見た場合は関連する食材との交差反応も振り返ってみる必要があります。例えば、牛乳のアレルゲンは、ヤギの乳と90%の交差反応性を示し、牛肉とは10%の交差反応性を示します。鶏卵は七面鳥やカモ、アヒルなどの鳥の肉やガチョウの卵と、また木の実(ナッツ類)は多種のナッツ類と交差反応性が高く、魚類同士も高い交差反応性を示します。こういったことを頭に入れておくとアレルギー検査の結果を解釈するのに有用です。