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重症乾癬にたいする分子標的薬療法 (4)

こんにちは. 京阪本線野江駅, JRおおさか東線野江駅から徒歩2分. のえ皮フ科クリニックです.

昨日の続きとなります. 従来の抗乾癬薬は場合によっては副作用が出ることもあり, あるいは十分な効果が望めないこともあってさらに簡便に用いることができ, さらに効果が高く, さらに副作用の少ない薬剤が待ち望まれていたのです. そこで登場したのが「分子標的薬」(あるいはその中で抗体製剤を生物学的製剤とも言います)なのです.

上の図は現在乾癬にたいして用いられる分子標的薬を示しています. 製剤によっては12週間に一度の投薬でよくよって通院頻度も少なくて済みます. 多くの場合顕著な乾癬の改善が可能になりますので患者さんの満足度も高い薬となります. 費用的には高額ですがそこには「高額医療制度(健康保険上の限度額)(高額な医療費を支払ったとき | こんな時に健保 | 全国健康保険協会 (kyoukaikenpo.or.jp))」やお勤めの会社によっては「付加給付制度(付加給付制度とは?高額療養費制度だけじゃない強い味方。どれだけ安くなるかも解説! | リクルート運営の【保険チャンネル】 (hokench.com))」などもありこういった制度を利用すると比較的使いやすくなります. 費用の点に関しては改めてお話ししましょう.