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ダニアレルギーとアトピー性皮膚炎(その2)

こんにちは。京阪本線野江駅 JRおおさか東線野江駅から徒歩3分。のえ皮フ科クリニックです。

ダニアレルゲンに関するお話の第2回目です。ハウスダスト(家塵)は多種のダニアレルゲンを含むが、その中でも次の3種が最も多いといわれます。

1つ目がコナヒョウヒダニ Dermatophagoides farina (Der f)、2つ目がヤケヒョウヒダニ Dermatophagoides pteronyssinus (Der p)、3つ目がチリダニ Euroglyphus maynei (Eur m)です。このコナヒョウヒダニとヤケヒョウヒダニに対するアレルギーは当院でのドロップスクリーンで検出することができます。

ダニの一生は3か月程度であり、その間に卵→幼虫→若虫前期→若虫後期→成虫の各時期を含みます。成虫は0.25 mm程度の体長を示します。

ダニの生育に適した環境として、高湿度があり約75%の湿度が生育に最適とされます。よって、布団の中などはヒトの皮膚からでる水分(経表皮水分喪失)によりダニの生育に適した環境になっているわけですね。ダニの餌としては、ヒトの角質、カビ、イースト、細菌が挙げられます。ダニアレルギーは生きているダニのみならず、ダニのフンや死骸もまた原因となります。