鳥ダニについて(2)
- 2022年11月3日
- 皮膚科
こんにちは。京阪本線野江駅、おおさか東線野江駅から徒歩3分 のえ皮膚科クリニックです。本日は鳥ダニの症状などについて記してゆきます。
鳥ダニ症の症状は特に特徴的なものはなく、いろんな形態をとります。例えば、赤みがかり、かゆく、小さく盛り上がり(丘疹状)、小水疱状、皮膚炎状などの状態を示します。
もっとも典型的な症状はかゆみを伴う丘疹であり、時に中央部に出血を示し皮膚の露出部に皮疹を作ります。興味深い点としては鳥ダニに刺されたすべての人に反応が生じるのではないということです。のちに示しますが、鳥ダニは細菌やウイルスの感染症を媒介し、これらは通常鳥ダニに曝露してから1~3日後から出現し始め、臍部や腋窩、前腕名に認めることが多いのですが、うなじや首、腕や他の体の部位に拡大してゆくこともあります。