思春期
Medical
思春期
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思春期は皮膚疾患というよりは、ストレスや生活環境による疾患が多くなります。
にきびの直接的な原因は、
過剰に分泌された皮脂が毛穴に溜まり、面皰(めんぽう)という状態になります。
この毛穴に溜まった皮脂を栄養源にして、アクネ菌は増殖していき、赤く炎症を起こしたにきびとなります。
大人のにきびは、ホルモンバランスの乱れ、睡眠不足、紫外線、ストレスや生活環境など、様々な要因が複雑に絡み合ってできることが多く、治りにくいのが特徴です。
思春期にきびは、成長期のホルモンバランスの急激な変化が原因で発症します。
治療にあたっては、にきびの種類と重症度を判断し、外用薬、内服薬(抗生物質、ビタミン剤、漢方薬など)などの中から選択します。治りにくいにきびは患部で抗生剤耐性菌が増殖し発生している可能性もありますので、細菌培養検査や抗生剤感受性試験などを行い治療薬の選択をします。
毛髪が抜ける病気ですが、年齢は幼児から高齢者まで、症状は軽症から重症まで、広い幅があります。円形に1ヶ所抜けた場合は単発性通常型、脱毛斑(はん)が複数できると多発性通常型、頭部全体に及ぶと全頭型、眉毛·睫毛·体毛まで抜けると全身型または汎発型になります。また、側頭から後頭部の生え際が帯状に脱毛する蛇行型もあります。文字通り頭髪が丸く抜ける病気ですが、頭髪ばかりではなく、眉毛や睫毛、髭や体毛にも生じることがあります。
頭部に1か所だけ脱毛が生じた場合には、丸く抜けた形になります。
しかし、多発してそれぞれの脱毛斑がつながった場合や、頭部全体、頭部以外の部位の毛髪も抜けた場合には脱毛の形は円形ではなくなります。アトピー性皮膚炎や自己免疫疾患に併発することもありますのできちっと診断して治療を進める必要があります。
わきの汗の悩みは、人からにおいを指摘された、洋服が黄ばむという悩みと、わきから滴るくらい汗をかいて、色の濃いシャツを着ると困ってしまう、などの悩みがほとんどでしょう。つまり、においをともなう汗の問題か、においは無いが汗が多いという問題ということになります。汗の分泌は、自律神経によって制御されています。この疾患の大きな特徴は、他人には想像出来ないほど本人の精神的負担が大きな場合があることです。治療にはボトックス注射を用います。ボトックスは、神経に作用してこの場合汗腺における汗の産生を制限する作用があります。
難治で自尊感情が低下するほどの腋窩多汗症に対してはボトックスによる治療が保険適応となる場合もありますのでご相談ください。
巻き爪とは、足の指にある爪の両端の先端部が、大きく内側に湾曲した状態を言います。負担のかかりやすい親指の爪が巻き爪になることが多いのですが、その他の指の爪もなることがあります。
巻き爪が進行すると、肉の部分に曲がった爪がどんどん食い込み、次第に激しい痛みを引き起こすようになります(陥入爪:かんにゅうそう)。
さらに、曲がった爪に巻き込まれた皮膚が化膿してしまい、歩くことが困難になる場合さえあるのです。
また、巻き爪の痛みから足をかばおうと、いつもとは違った歩き方をしてしまうために、足首や膝、腰にも負担がかかり、捻挫や膝痛、腰痛の原因になるケースもあります。 思春期やハイヒールを履く習慣のある女性に多い傾向があります。
当院では、テーピング法、形状記憶合金ワイヤー(マチワイヤー)を用いた痛くない爪の矯正、化膿してしまっている場合は手術も行なっています。